世界一周の船旅・ピースボートとは?

BLOG

「世界一周」

その響きに誰もが憧れを抱いたことがあるではないでしょうか?

今回は私が経験をした世界一周の船旅をするピースボートというクルーズ船について紹介していきたいと思います!

ピースボートが何なのか?どんな人におすすめなのか?

そんな疑問に答えていきたいと思います。

ピースボートってなに?

NGOピースボートが運営するクルーズ船の名前で、1年に約100日間ずつ別航路を回るクルーズが3つと日本一周など2週間ほどのショートクルーズを1つ運営しています。

ピースボートは日本の国際的NGO(Non-Governmental Organization:非政府団体)として、平和活動や人権運動、SDG(Sustainable Development Goals:持続可能的な開発目標)を促進させる活動を船旅を通して行っています。

なのでPEACE BOAT=平和船として平和な世界を目指して世界一周をするのです。

私はこのコンセプト自体を結構面白いなと思っています。

世界一周する過程で、世界で起きている環境問題や戦争などいろいろなことを学びつつ、実際に寄港地で支援が出来る場所では支援物資を届けたり、ビーチクリーンという活動で海をきれいにするアクションを起こすことが出来ます。

お金があり船に乗ってくる乗客は寄付ができるし、

ボランティア活動を経て乗船してきた若者は実際にビーチでの清掃活動をしたり、

見聞ツアーで戦争があった地域に行き歴史を肌で感じ未来のために何が出来るかを考えることも出来る

一旦ざっくり説明するとこんな感じです。笑

ピースボート特有の内容が既に言及してしまっているので、概要はここまでにして次に移りたいと思います!

世界一周ってどこにいけるの?

船で行く世界一周ってどうなってるの?

そう気になる人も多いですよね

実際にはピースボートでも地球一周と表しているように、地球をぐるっと日本から出航して日本に戻ってくることを指しています。

そのため、世界のあらゆる国を回るということではないです。

100日間前後の長期クルーズでは4月出航、8月出航、12月出航と1年に3つあり、それぞれ北欧のフィヨルド観賞が北半球中心クルーズ・オーロラ観測が目玉のクルーズ・リオのカーニバルが目玉の南半球中心クルーズなど、テーマが分かれています。(時には南極や北極にいくものもあります)

ちなみに私が乗船したのはオーロラ観測が目玉のクルーズで寄港した地域・国は、

ハワイ(アメリカ)、マンサニージョ(メキシコ)、プエルトケツァール(グアテマラ)、バルボア(パナマ)、<パナマ運河航行>、オーチョリオス(ジャマイカ)、マイアミ(アメリカ)、ニューヨーク(アメリカ)、モントリオール(カナダ)、ケベックシティ(カナダ)、<オーロラ観測チャンス>、レイキャビク(アイスランド)、<オーロラ観測チャンス>、グリーノック(スコットランド)、リバプール(イングランド)、ル・アーブル(フランス)、リスボン(ポルトガル)、バルセロナ(スペイン)、チベタベッキア(イタリア)、ピレウス(ギリシャ)、イスタンブール(トルコ)、ポートサイド(エジプト)、<スエズ運河>、コロンボ(スリランカ)、ランカウイ島(マレーシア)、シンガポール、香港

23の寄港地と20の国・地域です。

お金の話

” 実際に世界一周ってお金かかるでしょ。”

私にはそんなお金払えない、と何も知らずに諦める人もいるかもしれません。

そんなお金、とは一体いくらなのでしょうか。

現在は燃油サーチャージの高騰もあり旅行代金も少し値上がりしていますが、大体基本は200万円くらいだと思っていてください。

これを聞いて、ほらそんな大金ないよ、、となっていませんか?

ボランティアとして船賃を貯める

ちょっと待ってください、若者に朗報です。

ピースボートでは未来を担う若者にも世界が目で見て肌で感じてもらうために行っていることがあります。

それが、陸でのボランティア活動を船の旅行代金に換算できるというもの。

有名なものでいうと、みなさん居酒屋のトイレで見たことありませんか?

そう、世界一周の船旅・ピースボートのポスターです。

実はアレ、各地方にあるピースボートセンターに所属する若者がボランティアで貼っているものなのです。

現在では6000枚ほど貼ると1クルーズ分が手に入ると聞きました。

なかには倍の12000枚ほどを貼って2周分の切符を手に入れる人も、、!!

他には年中行われているピースボートの説明会の運営をお手伝いしたり、クルーズの乗下船をサポートしたりと色々あるみたいです。

クルーズスタッフとして働く

実は私の場合はこれでした。

クルーズスタッフという名前自体が耳なじみが無いと思うので説明すると、運航されるクルーズごとに契約されるスタッフを指します。

つまり、船のなかでピースボートのスタッフとして様々な業務に当たりますが、NGOピースボートの職員というわけではなくクルーズが運航されている期間だけの短期雇用スタッフという位置づけです。

” そんなのどうやって見つけたの?”

こんな疑問が聞こえてきます。

実はよくみるYoutubeのチャンネルでたまたまピースボートでクルーズスタッフとして働いた経験のある人がその話をしていて、世界一周という響きにもともと憧れがあった私は「世界一周をタダで出来るなんて最高じゃん!」という一心で応募しました。

私の場合は、英語を話す乗客への接客業務が主でした。

ポジションは様々ですが、ピースボートでのクルーズ経験のない人がまず船に乗るには言語関連のスタッフとしてでないとなかなか乗る方法はなさそうです。

クルーズ中は暇?それとも忙しい?!

正直自分次第。なんですが、

世界一周したいという人にも大きく分けて2種類いることを感じました。

ひとつは、世界をこの目で見たい!たくさんの人と繋がりたい!というアクティブ好奇心タイプ

もうひとつは、忙しない日常はつかれたからひとやすみしたい、ゆっくりしたい、という休養希望タイプ

最初のアクティブ好奇心タイプにとっては、ピースボートはぴったりと言えるでしょう。

それは、寄港しない洋上期間は船内企画が朝から夜までたくさん船内では行われているからです。

反対に休養希望タイプの方には、ある意味忙しない日常が変わらないじゃないかと思われるかもしれませんが、ジャグジーにつかったあとデッキでお昼寝、や、デッキ付きのお部屋ならばルームサービスを頼んでまったりと言うことももちろんできます。

今日は何かしたいなという気分であればいつでも何か出来る環境であるのがピースボートの特徴です。

ただ開催されているイベントのほとんどがお客様主体で作り上げる自主企画と呼ばれるもので、高級感のあるものをイメージして乗船された方にはギャップがあるかもしれませんが、そもそも乗客の皆様と作り上げる平和の船というコンセプトを思えば楽しめるかもしれません。

どんなひとにおすすめ?

世界一周という響きへの憧れがある分、実際に飛び込むのは勇気が必要な人が多いと思います。

期間もほとんどのクルーズが100日前後と長く、その間に自分がどうなるのかという不安もあるでしょう。

自分がクルーズを通してどう楽しむか、ひとりでも楽しめるのかがイメージできる人は迷いなく飛び込んでほしいと思います。

人とのつながりのなかや、異文化交流のなかで感じた様々なことを自分なりに昇華して船を下りたあとの人生に繋げていけたら飛び込んだ価値があると思います。

なので、本当に自分次第。

Be ambitious or stay where you are ?

105日間の楽しみ方はまた別の機会に紹介します!

それではAdios~

コメント

タイトルとURLをコピーしました