カナダで部屋探しをする前にぜひ見て!
日本のへ家探しのイメージとは全然違うカナダでの部屋探し。
部屋のタイプから、部屋の決め手まで今回は解説していきたいと思います。
楽しく充実した留学ライフの拠点となる「部屋」をしっかりと確保するために
どんなことを知っておくべきなのか、ここで見つけて帰ってください!
(この記事ではCADの記載が複数ありますが、カナダドルのことです。2023年6月現在レートは1CAD=¥100ぐらいです)
ちなみに私が実際に経験があるのは、シェアハウス(大学時)とホームステイ(中学生時)です。各滞在スタイルについて経験してないものに関しては、友人達の状況などから感じたことや聞いたことをシェアしていきたいと思います。
また、金額などの例は私がいた比較的地方都市の状況です。トロントやバンクーバーなどの大都市では必然と値段は上がりますのでご了承ください。
部屋タイプ別にみる留学ライフ
大きく分けてカナダでは「大学寮・シェアハウス・ホームステイ」のうちのどこかで滞在することが多いです。
日本で一般的な1Kのようなアパートタイプは珍しく、街になくはないですが賃料は高くなります。
ここでは上記の3つで滞在するときの留学ライフのイメージと、違いをお伝えしていきます。
①大学寮
ドミトリー(dormitory; dorm)やレジデンス(residence)、オンキャンパスリビング(on-campus living)などと呼ばれますが、基本的に大学の敷地内かすぐ外にあります。
※下記は例です。
賃料 | 800CAD/月~ | 比較的高い |
食事 | 自炊 or ミールプラン(Meal Plan) | ミールプランだと高い |
交通の便 | 最強に良い | ※むしろ良すぎる近すぎる。 |
寮に住む一番のメリットは大学にあること。
大学に行くにもすぐだし空いている時間に少し帰って休むの簡単。
しかし近すぎることで行動範囲が狭まるという場合もあります。
また、寮といっても食堂を利用するミールプランは別料金で寮費と合わせると1200CAD/月と非常に高額です。
ただルームメイトは必ず同じ大学の生徒だし、一度友達になれれば大学で行われるイベントに一緒に行ったりと仲を深めやすいのも事実です。
私がカナダの大学にいるとき大学寮に住む留学生から聞いた話では、住んでいるのは1年生が多く音楽ガンガン毎日パーティーが多いとのことでした。
これはすべての学生や大学がそのようなことはないと思いますが、カナダやアメリカでは部屋で爆音で音楽を流すというのは日常なので頭に入れておきましょう。
②シェアハウス
シェアハウス(shared house)で住んでいる、1部屋を借りている(rent a room)と日常会話でいいますが、シェアハウスでも大きく2タイプあります。
家主(landholder)が家に常住しているタイプと、それとも家主は別に住んでいる場所がありその家には住んでいないタイプです。
※下記は例です。
賃料 | 400CAD/月~ | 比較的安い |
食事 | 自炊 or 外食 | 外食ばかりだと高くつく |
交通の便 | 選んだ場所による |
シェアハウスの一番の良いところは、予算を低く設定し探すことが出来ることや、大きな庭や公園の近くなどの選択肢が広がることです。
ただ大変なのは、大学の寮は直接申込などをして手続きを進めたり、ホームステイは留学エージェントを通して決めてくれたりと何かとスムーズに進みやすいですが、シェアハウスは探すところから値段交渉やルール確認、そして契約まですべて自分でやらなければいけないというところです。
ぼったくられたりトラブルを避けるためにはある程度の英語力は必須でしょう。
私は最初に家主がいるタイプのシェアハウスで掃除も必要なくとてもきれいな家賃500CAD/月でたまにご飯をくれたりペットボトルの水も無料で取っていいよという非常に良心的な家主だったのはとっても良かったです。
ただ交通の便の悪さやコミュニケーションをあまり積極的に取る雰囲気のないシェアハウスだった点や家主の優しいながらも言い方が強く聞こえる話し方などが原因で引っ越しを決めました。
2番目に入ったシェアハウスは、家主は住んでいないタイプです。友人と大きな部屋の賃料を折半できるという部屋で住みはじめました。
交通の便は格段に良くなり、またルームメイトとのコミュニケーションが増え留学ライフがより充実しました。
しかし、もちろん問題はなかったわけではなく夜中まで鳴り響く爆音の音楽やオンラインゲームで盛り上がり大声を上げるルームメイトに悩まされることは多かったです。
③ホームステイ
ホームステイをしている人のほとんどが留学エージェントを利用し支払っている費用の一部としてホームステイ代があるためあまり料金を気にしている人は少ないかもしれません。
※下記は例です。
賃料 | 800CAD/月~ | 比較的高い |
食事 | ホストマザーが用意してくれる | 食事代はホームステイ代に含まれている |
交通の便 | 基本的に30分~1時間以内の場所 | あまり良くないことが多そう |
ホームステイの良いところは食事を準備してもらえるところです。
健康を保つにしっかり食べるということが非常に重要です。
しかし、人によってはホームステイ先のご飯が合わなかったり、量が多すぎたりなどストレスになる場合もあります。
あとはやはり第二の家族という存在があるのは精神的に非常に意味があったりします。
家に帰ったら自分のことをファミリーとして受け入れてくれる存在があるだけでほっとしたり一息ついたりすることが出来ます。
しかし、大学生の留学では友達で学校帰りにご飯を食べるときにホストマザーに今日はご飯はいりませんという連絡が必ず必要だったり、外でご飯を食べてくるとホームステイ代に含まれている食事代を無駄にする上に外食での出費があるという状態になるのでもったいなさは拭えません。
パーティーやクラブなどにいって夜が遅かったり朝帰り近くなることもあるでしょうから、その辺の理解があるファミリーかどうかということも気になるポイントです。
部屋を見つける時のポイント
それではいよいよ実際にシェアハウスの見つける時のポイントについてアドバイスしていきます。
頼れる人を見つける
英語力がネイティブ並であろうと留学生であると言うことを伝えるだけでお問い合わせの返事をくれなかったり、内見のためだけにお金をぼったくろうとする人がゴロゴロいます。
そのときこれはこの国の文化だから仕方ないと動かないのではなく、信頼できるアドバイスをくれる人を頼ることが大切です。
そんなひと日本の外でましてやカナダに行ってすぐどうやって見つけるのさ?
と疑問が浮かんだ人もいるかもしれませんが、大学に勉強に来ている大学生は思う存分大学を頼ってください。
大学のどこに聞けば良いの?という方、まずは留学生センターなどのサポートスタッフに聞いてみてください。
その人が有力な情報をもっている場合もあれば、学内でより詳しい人を紹介してくれたりします。
そしてサポートしてくださる方々に何か怪しいと思うことがあったり契約で不安なことがあったら質問することが出来ます。
契約ごとは自分ひとりでやってみなきゃと無理に解決しようとするよりも他者の目や意見が入ることによって冷静になったりおかしな契約を防止することにもなります。
メールより電話
カナダには不動作屋さんが部屋を管理して紹介するというシステムではなく、部屋探しサイトでいくつか目星をつけて家主へ直接メールか電話で内見のお願いをする形です。
ここで電話で英語のコミュニケーションを取ることに自信がなかった私はすべてメールで問い合わせをしました。
結果はカナダに行く前連絡した10件のうち返ってきたメールは、0件。
そして部屋をカナダに行く前に決めることが出来ず1週間ホテル暮らしをすることになってしまいました。
なので、電話で問い合わせを回避させないガッツをもってあたってくだけろで部屋探しをやっていくくらいの覚悟はほしかったところですね、、
あとはメールで問い合わせするにしても、先述したとおり留学生と明記するだけで返事をくれない場合もあるのでわざわざ明記をする必要もないかなと思います。
交通の便は留学ライフを左右する
部屋タイプ別で交通の便に少し触れましたが、改めて交通の便がどのように留学ライフを左右するかをシェアしたいと思います。
私が最初に住んでいたエリアは直線距離でいったら大学まで徒歩で40分ほどの距離で決して遠くない場所でした。
しかし、大学の春/夏のセメスターでは投稿する学生の数が一気に減るためバスの運行が土日になかったり平日でも運行数が極めて少なかったりと不便でした。
ただご厚意で知り合いから自転車をもらったので大分行動はしやすかったですが、どこか土日遊びに行くとなると地方都市とは四方に広いカナダでは自転車だけでは間に合わず学校のない土日も家の周りのお散歩で留まってしまうということもありました。
そこで主要なバスターミナルの近くに引っ越し、一気に行動範囲が広がり友達と会いやすくなりコミュニケーションの機会も増えました。
なので、部屋探す際、立地が大学に近いから良いだろうというより近くに大きなショッピングモールがあったりバスターミナルがあったりなどを目安に見ることをお勧めします。
部屋の決め手
何部屋か内見に行き、どこに決めようか最後に迷うという時の決め手を私の経験から伝えていきます。
家主の人柄
まず、家主の人柄です。
なぜこれが大切になるのか、それは何か家の中でトラブルが起きたとき親身になって協力してくれるというのは非常に助かるからです。
ルームメイトがごみだしを何週間も忘れている、
乾燥機が正常に稼働していない、
掃除機を借りたい、
など暮らしているといろいろなことがあります。
家主によってはそもそもすぐ連絡がつかなかったり、対応が雑または冷たいなどということはよくあります。
なので、内見するときに家主に会えたらそのときに質問色々したり、家主に会えなくても案内してくれた住人に家主のことを聞いたりした方が良いです。
自分にとってゆずれないポイント・許せるポイント
例えば、部屋が光の入りにくい地下の部屋や日陰の部屋だったりするとゆっくりするはずの部屋がすごく暗い気分になる場所になってしまう、というこだわりがあったり、
お風呂はバスタブ付きじゃないとやはりいやだ、というひともいるでしょう。
必ず自分の中で、妥協できる部分とできない部分を判断基準としてもっておくことでスムーズに決めていくことができるはずです。
シェアハウスで学んだこと・体験したこと
ルールづくりの重要性
自分のゆずれない部分を守り、ストレス・リスクマネジメントをするためのルール作りが必要となります。
ルームメイトにも同様ゆずれない部分もあるからしっかり話し合い確認していくことが大事です。
私はそんなに長く住まないしある程度我慢すれば良いだろうと甘く考えていましたが、ルームメイトが食器などの洗い物を1週間キッチンのシンクにため続けるひとで、その上他人の食器を勝手に使い洗わずそのシンクへ同様に1週間放置していました。
これは文化的にそうゆうもんだ、という話ではなく単純にその彼が怠惰な人でした。
毎日使うキッチンが衛生的に悪い状態が続いているのは本当に健康にとって良くないので、早めにお互いが納得できるルールを作るべきだったなと思っております。
その他
最後に日本との違いで良いことをもう一つ。
初期費用の少なさはとっても魅力的です。
日本の賃貸では、敷金/礼金に加え家具を購入したりと初期費用がかなりかかるのが通常です。
しかし、カナダでは家具付の部屋というのはかなりありますし、最後に返金される保証金(deposit)を家賃に加え最初に払うだけなので大分負担が少なく済みます。
まとめ
なんだかんだいっても1回住み始めることでいろんなことが分かってくるので、まずは当たって砕けろでたくさんの家主に連絡して内見してみましょう。
それではAdios~
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